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定期検査で安全性を守る

集合住宅

定期検査の流れ

エレベーターの点検には大きく分けて、定期点検と保守点検があります。安全性を維持するという共通点はありますが、それぞれの特徴について説明します。定期点検は、一級建築士や昇降機等検査員がおよそ半年〜1年ごとに国土交通大臣が定める基準にエレベーターが適合しているかを定期検査するものです。定期検査の流れは、定期報告を扱う地域法人から定期検査の通知をエレベーターの管理者、所有者に通知します。通知を受けた管理者、所有者は定期検査の依頼をエレベーターの保守、メンテナンス会社等に依頼します。依頼を受けたメンテナンス会社が定期検査結果を特定行政庁に送り、昇降機検査資格者等を通して最終的に定期検査報告書と検査済証をエレベーターの管理者、所有者に返却する流れになっています。

安全保守と性能保守

保守点検では、定期点検よりも短い周期で検査が行われます。およそ1ヶ月以内ごとに専門の技術者がエレベーターに異常がないかを調べます。保守点検は安全保守や性能維持を目的としています。安全保守は、エレベーターに不具合があると人の命に関わる大事故に繋がる危険性があるため、扉開閉装置や電気系統などに不具合がないかを調べます。性能維持は、経年劣化によるエレベーターの部品の消耗や破損などによって乗り心地が悪くなる等の原因になり、また定期検査を怠ってしまうと部品の寿命を縮める原因にもなります。以上の事からエレベーターの管理者、所有者は定期検査の通知を受け取ったら速やかにメンテナンス会社等に依頼し、エレベーターを利用する全ての人の安全を確保する義務があります。